ホルモン分泌の変化

くり返される月経の周期はホルモン分泌の変化などによって、卵胞期、排卵期、黄体期、月経期の4つに分けて考えられます。〈卵胞期〉下垂体から卵胞刺激ホルモンが分泌され、原始卵胞が成長し成熟してくると、卵胞ホルモンが分泌されて子宮内膜も増殖をはじめます。基礎体温では低温期の時期。卵胞ホルモンの働きによって、心も体も調子がよく、活動的になれる時期といわれます。(排卵期)卵胞が十分に成熟し、卵胞ホルモンの分泌もピークに。すると性腺刺激ホルモンのひとつ、黄体化ホルモンが急激に分泌され、卵胞から卵子が飛び出します。おりものの量が多くなり、基礎体温は排卵を境に高温期に。卵子が飛び出すときに、排卵痛を感じる人もいます。(黄体期〉排卵したあとの卵胞は、黄体化ホルモンの働きで黄体に。黄体ホルモンが卵胞ホルモンより多く分泌されるようになります。

 

 

子宮の内膜はフカフカになって、受精卵をむかえる準備が整い、基礎体温は高温期が続きます。月経前のこの時期は、眠くなる、乳房が張る、腰痛、肌荒れ、気分が不安定になるなどの、さまざまな不調があらわれることがあります。(28日周期の場合)黄体期(約13日)/黄体化ホルモン黄体ホルモン月経期| ,p胞期(約5日)|(約7日)〈月経期〉排卵から約2週間後、受精卵がやってこないと、卵巣の黄体は自体と呼ばれるものに変化し、黄体ホルモンも卵胞ホルモンも急激に減少します。用のなくなった子宮内膜ははがれおち、血液とともに月経として排出されます。基礎体温は下がり、腹痛、頭痛、下痢などが起こることも。こうして月経がはじまるとすぐに、視床下部から下垂体に卵胞刺激ホルモンを分泌するよう指令が出て、次の排卵に向けての準備がはじまります


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